ヘルパーステーションてtoてです!
7月になり、ますます暑くなりましたね(・・;)
夏は始まったばかりですが・・・
連日の暑さで、もうすでに夏が終わってほしいと思ってしまいます。(笑)
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
暑さ対策をしっかりと行い、体調を崩さないように気を付けてくださいね(^^)
毎日暑すぎる!!!

ということで、今回は”熱中症について”です!
テレビやネット記事でも注意喚起されているので、熱中症に詳しい方もいらっしゃるかもしれませんが、命に関わることなので私も書いていきますね(^^)
まずはじめに・・・
総務省消防庁が出しているこちらのグラフをご覧ください。
熱中症によって救急搬送された方の年齢別構成比です。(R2~6)

このグラフからも分かるように、救急搬送された方の年齢構成比は65歳以上が半分以上の割合を占めています。
かなり多い割合ですよね(・・;)
なぜ若者より高齢の方のほうが熱中症になりやすいのか・・・
理由を述べていきます。
①体温調節機能の低下
皮膚の温度センサーや体温管理中枢の働きが加齢によって鈍くなり、暑さに対する反応が遅れてしまいます。そのため、実際には体温が上がっていても暑さを自覚しにくく、冷房を付けるタイミングが遅れがちです。
また、発汗や皮膚血流の低下によって熱を逃がす仕組み(熱放散機能)も弱くなります。汗腺の数が減り、汗がかきにくいことや、血流増加も遅いため、体内に熱がこもりやすくなります。
②体内水分量の減少
若い方は体重の約60%が水分ですが、高齢の方は約50%程度になります。これは筋肉量の減少に加え、腎機能の低下も影響しています。
また、水分の”補充タンク”である細胞内液も減少します。そのため、少しの脱水でもすぐに深刻化しやすく、重度の脱水に繋がりやすいです。
③渇きや暑さを感じにくい
皮膚の”あつい”と感じる感覚や、喉の渇きを感じる脳の口渇中枢が鈍化します。そのため、喉が渇くまで水を飲まないケースが多く、脱水が進行してから異変に気付くことが多いです。
④基礎疾患・服薬による影響
糖尿病・高血圧・心疾患・腎臓病などを持つ人は、体温調節や血流調節が弱くなり、リスクが高くなりやすいです。
また、利尿剤や抗コリン薬の使用はさらに水分を奪い、発汗も抑制します。
⑤栄養状態や生活環境の影響
栄養不足(特にタンパク質不足)も体力と代謝の低下を招き、熱への耐性が下がります。
《※前回の記事でタンパク質について書いてあります!》
また、一人暮らし、高温を我慢しがちな習慣、エアコン利用の躊躇(電気代が高い、リモコン操作が苦手など)も熱中症リスクを押し上げます。
⑥認知機能や判断力の低下
認知症や判断力の低下により、自分の体調を把握できなかったり、暑さへの対処(エアコンONや水分補給)が遅れる場合があります。そのため、気付かないうちに熱中症が進行してしまうケースがあります。
これらに理由により、若者よりも高齢の方のほうが”熱中症になりやすく”、”重症化しやすい”傾向があります。
熱中症リスクを軽減するためには、【なぜ熱中症が起こりやすいのか】を理解する必要があります。
上記の理由を知っているだけでも、身近な高齢になった両親・お世話になっている高齢の方の命を守れるかもしれません。
今回は熱中症になりやすい理由について書いていきました(^^)
皆様、熱中症には十分気を付けてくださいね!
私も積極的にエアコンを付けるタイプではないので、よく主人から注意されます・・・笑
私自身も気を付けます!

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