登録ヘルパーさんの働き方!【年末調整で終わり?自分で確定申告?】

ヘルパーステーションてtoては、合同会社GOATが運営しており、

岐阜県岐阜市の長良、雄総、鷺山、正木、山県市の一部など、主に岐阜北地域訪問介護事業を展開しています。

登録ヘルパーさんも随時募集しているので、よかったらご連絡ください(^^)/

こんにちは(^^)/ヘルパーステーションてtoてです!

秋を通り越して、急に冬らしくなってきましたね!

冷え性には非常につらい季節ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

今回の画像は、モレラのイチョウ並木が綺麗だったので、その写真を背景に使ってみました(*^^*)

最近はGeminiに頼りっぱなしだったので、たまには自分で作成しないと・・・(^^;)笑


この時期になると勤務先から年末調整の紙が配られますね。

早い会社だと、もう回収している頃かと思います。

今年は税制が変わったことにより、さらに色んな壁が増えてしまいました。(毎年コロコロと制度を変えられるのは困りますよね(・・;))

1つの勤務先で働いてみえる正社員やパートの方は年末調整を行うことで納税が完了しますが、複数の事業所で働くことが多い登録ヘルパーさんは気を付ける点があります!

今回の記事は、年末調整で終わるのか?確定申告が必要なのか?よく分からないよ~!という登録ヘルパーさん向けに書いてみたので、興味がある方は読んでみてください(*^^*)

はじめに、年末調整とは・・・

年末調整とは、「1年間に納めるべき所得税の最終的な精算手続き」のことです。

正社員やパートの方は、毎月の給料から概算で所得税が天引き(源泉徴収)されています。

この天引きされた税金の合計額と、1年間の収入や家族構成、保険料などの控除を正確に計算し直した本来納めるべき税金の額との差額を、年末に調整(清算)するのが年末調整です。

マル扶の役割とは??

年末調整の時期に配られる書類の1つに「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」、通称【マル扶】がありますが、この書類には2つの役割があります。

①来年の扶養状況を申告するため

多くの方はこちらのイメージが強いと思います。

(私は、20代の働き始めた当初は無知だったので、名前を書くためだけの書類だと思っていました・・・笑)

この申告書の内容に基づいて来年以降の税額が計算され、毎月の給与から天引きされます。

②当年の源泉徴収税額を決めるため

マル扶を提出することで、会社側は「甲欄」という優遇された税率表を使い、扶養控除などを反映させた正しい税額で毎月天引きをすることになります。

甲欄と乙欄とは?税率の違い

毎月天引きされる税金(源泉徴収税)は、マル扶をどこの勤務先に提出しているかで税率が変わってきます。

税率区分適用される人税率の特徴
甲欄マル扶を提出した、メインの勤務先の給与税率が安く、控除が考慮されている。年末調整の対象になる。
乙欄マル扶を提出していない、2か所目以降の給与税率が高く、控除が考慮されていない。年末調整の対象外になる。

登録ヘルパーさんが気を付ける点は、マル扶(給与所得者の扶養控除等申告書)は1つの勤務先にしか提出できないことです。

これは、登録ヘルパーさんに限らず、ダブルワーク・かけもちでお仕事されている方も同様です。

複数の事業所から給与を受け取っている場合、マル扶は、「主たる給与(メインの給与)を受け取る勤務先」にのみ提出することになっています。

そのため、年末調整は、原則としてマル扶を提出した主たる勤務先でのみ行われます。

なぜ確定申告が必要なの??

登録ヘルパーさんが複数事業所をかけもちしている場合、以下の理由からご自身で確定申告が必要です。

理由①:甲欄と乙欄のギャップを精算するため

2か所目以降の給与は「乙欄」が適用されているため、毎月の税金が多めに引かれています。 正しい年間の税額を計算し、多く払いすぎた分を還付金として戻してもらうために、必ずご自身で確定申告をする必要があります。

理由②:すべての収入を合算するため

年末調整は「甲欄」の事業所(メインの事業所)でしか行えません。この年末調整では、乙欄の事業所からの給与は合算されていません。

確定申告をすることによって、甲欄・乙欄すべての給与収入を合算したうえですべての控除を適用し、一年間の正しい税額を確定させることができるのです。

結論:2か所以上の事業所をかけもちしている場合は確定申告すべき!

●年末調整だけで完了する人は、1か所の事業所からのみ給与を受け取っている方です。勤務先の年末調整で納税手続きが完了します。

●自分で確定申告が必要な人は、2か所以上の事業所で給与を受け取っている方です。確定申告をすることで多く徴収されていた税金が戻ってくる可能性が高いです。

多めに引かれた税金を、わざわざ税務署が個人にお知らせしてくれるわけではありません(^^;)

大変な思いをして得られた給料からも遠慮なく税金が天引きされるシステムになっているので、自分で申告しないとお金は戻ってきてはくれません。

多少面倒に思っても、是非確定申告してくださいね(*^^*)

申告する際にはすべての事業所の源泉徴収票が必要なので、紛失しないように大切に保管してください!

気を付ける点は?

法律上、20万円ルール(給与所得以外の所得が年間20万円以下なら所得税の確定申告は不要)いうものがあります。

メインではない2か所目以降の給与の合計額が年間20万円を超えた場合、所得税の確定申告は法律上の義務となりますので注意してください!

この場合、確定申告を怠ると、税務署から指摘を受けた際に、本来納めるべき税金に加えて無申告加算税や延滞税といったペナルティが課されるリスクがあります。

せっかく頑張って稼いだお金なのに余分な税金は払いたくないですよね(・・;)

忘れないように注意してください(*^^*)


最近の確定申告は簡単?

「確定申告」と聞くと難しそうなイメージですが、近年は手続きが非常に簡素化されています。

私自身も自分では出来ないものだと思い込んでいましたが、実際やってみると、思っていたより簡単でした。笑

具体的な申告方法を簡単にご紹介いたしますね(^^)/

【申告書の作成】

確定申告書の作成は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用して行うことができます。

〇税務署に行かなくてOK!
インターネット上で必要事項を入力するだけで、自動で税金が計算されます。

〇スマホでも可!
現在はスマートフォンからでも簡単に申告書を作成・提出が可能です。源泉徴収票の金額を見ながら入力するだけで、税額が自動計算され、還付金がある場合は金額が表示されます。

  1. 国税庁のウェブサイトにアクセスし、「確定申告書等作成コーナー」を選ぶ。
  2. 案内に従って、全ての事業所から受け取った源泉徴収票の金額を入力する。
  3. 年末調整だけでは出来ない控除があったらここで入力。(医療費控除や雑損控除など)
  4. 計算された還付金や納税額を確認する。
  5. マイナンバーカードを使ってオンラインで提出(e-Tax)。

こんな感じの流れです。

申告内容が受理されると、払いすぎた税金(還付金)は、申告時に指定した銀行口座に振り込まれることになっています。

不安な場合は、国税庁が提供しているチャットボット(ふたば)というAIがよくある質問に自動で回答するWebサービスもあるので、よかったら活用してみてください。

24時間いつでも回答してくれるので便利です。

それでも不安な時は相談窓口や電話相談などのサービスもあるので、利用してみると安心できるかと思います(^^)/

以上です!

長くなりましたが、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!

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